スタンダード+αなレクチャー!
8月26日はゆうきともさんの、1DAYマジックセミナー ということで、1日手品漬けの日でした。
濃厚な1日でした。
今月マジケやってテンヨーいって手品人と会議室行って、このイベントやってそして9月にはすぐジョニオさんとまんぼうさんのイベント。濃厚過ぎですね。でもありがたいことです。
どうしても北海道という場所はアクセスがよろしくないですからね。外側からどんどんと風を取り入れていきたいところです。
あとゆうきさんのイベントにもかかわらず僕のマジケのノートを置かせていただきまして。5冊だけ持って来たのですがありがたいことに全てお買い上げいただきました。買っていただいた方、ありがとうございます。
それはそれとして、以下レクチャーの備忘と感想です。
1:クロースアップ・ワークショップ
6人だけでじっくりと手品を学びます。
今年3月に下関から札幌に越して来たばかりのマニアの方もいらしてました。
ちょっと気になるデック、コパッグを持って来ておられたのですが、触らせてもらうのを結局忘れてました……。またの機会に。
→チンカチンク2種はどちらも簡単で、とても良いものでした。大体の人は少しの練習ですぐにできるようになるでしょう。
一組で演じる「Do as I do」について、演出と注意点に触れ、それも参考になるものでしたが、ここで用いられたキーカードが面白く、大胆ですが、普通に引っかかりました。使おう。
途中途中で話が由来の話のため脱線しつつも(僕にとっては面白い話でしたが)ツイスティングジエーセスの演出とちょいとマニアックなジャンピングジェミニルーティンで〆。
時間が押してジェミニはさっくりとした形になりました。
濃厚。この時点でまだ2つもあるのかとすでに戦々恐々としておりました。
2:クロースアップ&サロンマジック セミナー
20人くらいに増えてサロンで使えるマジックのやり方や細かな見せ方のお話。
テリー・リンのセブンペニートリックのアレンジからはじまり、消耗しないロープ切り「ショートカット」やとても簡単なワイルドカード、ちょっと意表をつく4カードオープナーなどバラエティに富んだ内容でした。
→セブンペニーは意外としっかり学習した人、少ないんじゃないでしょうか。結構不思議です。全体を通して、フォーカスをぶらさない話をよくされており、以前もその話をされた時からこれは注意するようにしましたね。
とても大事ですよねー。ステージマジシャンの方はそれなりに意識してできている人も多いとは思うのですが、やはりきちんとされてる人は少ない印象です。
そしてロープを持ってきている人少なすぎでした。いやまぁ僕も忘れたのですけど。後輩の子は持ってきてました。優秀。
オープナーはショーに使いやすい感じですね。動きもやりとりも少しコミカルです。
3:クロースアップルーティン・レクチャー
ルーティンの構成の仕方、実際の手順を解説含めて詳細に解説。
30人くらいいたんじゃないでしょうか。大人気。
20分のショーを作るって大変です。
そういうショーをどう構成していくか、その流れの基礎なんかを解説してくれました。
こういうのも結構適当な人多いですよね。僕もですけど。ひとつの例として、とてもわかりやすい内容だったと思います。ショーの中でのサインカードの取り扱い方については参考になりました。
個別のトリックでは、前から気に入らなかったサインドカードの例の動きに、ラストトリック的な形を足すのにはすごい感心しました。なるほどなと。奪還のプロットも面白かったですね。
解説中に「パチパチ認めない宗派」という言葉が1番笑いましたw
某カードゲームのパチパチメタジャッジキルというのを思い出しました(関係ない
最後に一般のお客さんを入れ、ミニ手品ライブをしておしまい。僕も少しだけ演じさせていただきました。
やり始める前まで緊張してなかったはずなのですが、座ったら突然やたら緊張して焦りましたw
まぁ、ずっとそこそこやってる手順をしたのでなんとかなりましたが。
某ドイツおじさんに感謝。
打ち上げでは作家の方がいらしており、手品の話と推理小説の話ができたりとこれがまた面白く、他の業界の話も聞いて、ああどこの業界も似通っているところがあるのだなぁと改めて感じました。
手品って芸は特殊かもしれないけどそこに住んでいる人々が特別ってわけじゃないですからね。いや、普通じゃないんですけど。
◇◆
全体を通して解説されたトリックも面白いものがありましたし、ちょこちょこ挟まる細かい注意点も参考になりました。楽しいレクチャーだったと思います。
あとやはりゆうきさん上手いなと。安定感があります。
難しいテクニックをごりっと簡単にこなす……というのではなく、基本的なテクニックや当たり前のことをしっかりと適切にこなす感じが。
またぜひ、札幌にお越しください。
ありがとうございました。